2012年9月17日月曜日

平成24年度_「へちまコンテスト」9月17日(月・祝)【表彰式】

へちまコンテスト

  入賞された小学校のみなさんおめでとうございます。


9月19日の子規の命日(糸瓜忌)にあわせて行いました。

子規の病床から見えたへちま。
結核の病気に良いといわれた「へちま水」を飲んでいました。

子規の絶筆三句は糸瓜の句。


   糸瓜咲て痰のつまりし佛かな

   痰一斗糸瓜の水も間にあはず

   をととひのへちまの水も取らざりき

  
今年は松山市内の小学校の内、9校から計25点のへちま出品がありました。
暑い夏の間にも水やりを欠かさず育ててくれたへちまは、9月8日(火)~9月19日(水)まで
の間当館1階ロビーにて展示していました。
市長から糸瓜出品もありました!「笑顔ジュニア君」。みんなのへちまと一緒に飾っていました。
その他にも、みなさんから寄せられた「観察日記」や俳句、学級園での集合写真など、たのしい
展示は来館されたお客さんにも大変喜んでいただいていました。

来年もしっかり糸瓜を育てて出品してくださいね。
お待ちしています。


◆表彰式に参加してくれた市内小学生と竹田美喜館長





9/8~9/12までの期間中に来館されたお客さまによる投票で各賞が決まりました。

◆かわいいで賞 「チミニー」 松山市立伊台小学校

◆おもしろいで賞 「へちまのきん肉」 松山市立道後小学校

◆おもしろいで賞 「へちまじゃないよしつまだよ」 松山市立番町小学校

◆きれいで賞 「ぶらさがりくん」 愛媛県立しげのぶ特別支援学校

◆きれいで賞 「のっぽのっぽヘッチー」 松山市立福音小学校

◆きれいで賞 「グリンピックヘチマ」 松山市立生石小学校

◆よくできたで賞 「ヘチロー」 松山市立道後小学校

◆ベストネーミング賞 「ヒョロリンボーイ」 松山市立高浜小学校

◆ベストネーミング賞 「ヘチマッチョ」 松山市立三津浜小学校

◆学校賞  「グリンピックへちまの俳句」 松山市立生石小学校4年3組


2012年8月30日木曜日

平成24年度_特別展示「三輪田米山の世界」_終了しました


とらわれのない書の美と力〜

平成24年7月21日(土)〜平成24年8月30日(木)
9:00-18:00(展示室入場は17:30まで)
休館日/7月23日、30日、8月6日、27日

主  催   株式会社 レスパスコーポレーション
共  催   松山市教育委員会(子規記念博物館)
協  力   米山顕彰会

入館料    個         人   400円
                   団         体   320円
                        高校生以下      無料  

ごあいさつ



 三輪田米山は、文政4年(1821)に松山の日尾八幡神社神官の長男として生まれ、 明治41年(1908)に88歳の長命で没しております。
 正岡子規は、慶応3年(1867)から明治35年(1902)、35歳目前に没して おります。子規が生まれた年に米山は47歳でした。
 すでに書家としての高名は松山近隣に知られ、酒を饗応せられては筆を振るっていました。子規との交流は見えませんが、明教館の漢学者日下伯に書を学び、大原観山(武右衛門・子規の外祖父)や武五友(幾右衛門・子規の漢学の師)と交流しています。大原 観山に乞われてその陣羽織に「其静如山 其動如水」と揮毫しているほどです。
 米山は独学で王羲之の書を猛練習したといわれますが、明治の書壇は六朝風が席巻していました。たとえば、子規の友人で洋画家の中村不折や俳人河東碧梧桐の書です。そのような書壇から離れた米山の独創的な書を高く評価し、愛した松山の人々は慧眼だったといえましょう。子規や碧梧桐、高浜虚子を生んだ松山の文化風土の豊かさが米山の書を認めたといえましょうか。
 今回の展示では米山顕彰会のご尽力のおかげで、日頃見られなかった米山の貴重な書が数々堪能できます。8月26日(日)には、夏季子規塾、「子規の時代の伊予松山 米山日記を読む」と題して三浦和尚先生のご講演があります。あわせて米山の世界をご堪能いただければ幸いです。


松山市立子規記念博物館 館長  竹田 美喜




 米山はご承知の通り、幕末から明治にかけて活躍した伊予の書家です。松山一円では、書道にあまり興味をお持ちでない方も名前はご存知の場合が多いと思いますが、米山が全国的にどの程度の書家なのか、あるいは、日本書道史上にどのように位置づけられているのかについては、残念ながら周知されているとは言えないのではないか。そのことが、米山顕彰会の一番の問題意識です。
 米山は、流派の垣根を超えた総合書道雑誌『墨』において、1984年に特集が組まれ、また、2008年には特集「20世紀の書 名品選」として、20世紀の書人50人の一人として位置付けられています。
 米山の書は、間違いなく、日本の近代の書の宝です。わたしたち顕彰会は愛媛の宝がこういう形で存在することを、もっと広く認識していただきたいと思って活動しています。
 今回、子規記念博物館において展覧の機会を作っていただきましたことは、そういう意味で望外の喜びとするところです。
 米山書の美と力を、直筆作品によって存分にお楽しみいただければ幸いです。


米山顕彰会会長・愛媛大学教育学部長  三浦 和尚

2012年8月26日日曜日

平成24年度_「夏季子規塾」米山日記を読む≪ ご報告 ≫8月26日



子規博特別講座 夏季子規塾

演  題/「 ~ 子規の時代の伊予松山 ~ 米山日記を読む 」

講  師/愛媛大学教育学部長、日本国語教育学会理事、日本教育大学協会理事、日本俳句教育研究会会長、米山顕彰会会長

三 浦  和 尚 氏

と   き/平成24年8月26日(日) 14時~15時30分

と こ ろ/子規記念博物館 4階講堂


2012年4月4日水曜日

平成23年度_第17回「はがき歌」全国コンテスト_3月20日表彰式_≪ご報告≫

子規記念博物館開館30周年 子規没後110年記念
第17回「はがき歌」全国コンテスト 表彰式 3月20日(火・祝)

入賞されたみなさまおめでとうございます

※24年度の第18回「はがき歌」全国コンテストの募集情報は
こちらから。http://sikihakulesp.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html?m=1

<一般部門>
松山市長賞
松山市教育長賞
愛媛県知事賞
審査員特別賞(5点)
佳作(98点)
<特別部門 「東日本大震災を越えて〜希望〜」
希望大賞(2点)
希望賞(28点)



※画像をクリックしてください。拡大されます


全国から寄せられた「はがき歌」がウエルカムボード












佳作作品については以下の画像をクリックしてください。拡大されます。



 去年の3月11日、思い出すだけでもおぞましい大きな災害が、東日本一帯を襲いました。
それは被災された方々だけでなく、日本中の人びとに大きな傷痕を残す災害だったといえるでしょう。
 そこで今回は、そんな被災地への、あるいは被災地からの、さまざまな思いをこめたはがき歌を、特別部門として募集させていただくことにしました。
 ちなみに、明治29年(1896年)の「明治三陸大地震」に際して、子規は新聞「日本」に被災地の
人びとを思う記事を書き、こんな句を詠んでいます。


希望賞作品については以下の画像をクリックしてください。拡大されます。


アトラクション
愛媛県出身のシンガーソングライター友近890が「被災地応援ソング」を披露


 地元『坊っちゃん劇場』の俳優二人による入賞作品の朗読
男優;平野淳(ひらのすなお)さん

女優;佐伯静香さん

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来年もみなさまの「はがき歌」お待ちしています。