演題 「足立たば~短歌に託した子規の夢~
明治三十一年、子規は歌論「歌よみに与ふる書」を発表し、短歌革新に乗り出した。身体の自由がだんだんと奪われる中、子規は「もし足が立つならば」という意味の「足立たば」で始まる八首の連作短歌を作る。そこには、子規のどんな思いが込められていたのか。子規が短歌に託した夢について迫る。
講師 三枝 昂之氏 (※昂の漢字=日の下左はエ)
歌人・文芸評論家。歌誌「りとむ」主宰。日本歌人クラブ会長。山梨県立文学館館長。宮中歌会始の選者。
子規や文学について、研究者による先端の研究成果を、広く市民の皆さまが聴講できる機会を増やしたいと平成17年より始まった講座で、新しい文化や研究成果を、子規博から全国に発信することを目標とし、夏季と冬季の2回開講しております。
2. 主催 松山市教育委員会
(運営管理;子規記念博物館 指定管理者㈱レスパスコーポレーション)
3. 日程・内容
日時 平成27年2月21日(土)
14:00~15:20
14:00~15:20
場所 松山市立子規記念博物館 4階講堂
講師 三枝昂之 氏
※昂の漢字=日の左下がエ(さいぐさ・たかゆき)
※昂の漢字=日の左下がエ(さいぐさ・たかゆき)
歌人。文芸評論家。1944年、山梨県生まれ。高校時代に歌作をはじめ、早稲田大学入学と同時に「早稲田短歌会」に入会。卒業後同人誌「反措定」に参加。1992年に歌誌「りとむ」を創刊、現在発行人を務める。著書に『正岡子規からの手紙』(五柳書院)、『昭和短歌の精神史』(本阿弥書店)などがあり、歌人や短歌史など幅広く研究に取り組む。1978年に第22回現代歌人協会賞受賞。1998年に第3回寺山修司短歌賞、2002年に第7回若山牧水賞、2006年に第4回日本歌人クラブ評論賞、第56回芸術選奨文部科学大臣賞、第17回斎藤茂吉短歌文学賞、第4回角川財団学芸賞を受賞。2009年、第32回現代短歌大賞受賞。2011年、紫綬褒章を受章。2014年、日本歌人クラブ会長に就任。山梨県立文学館館長、日本経済新聞歌壇欄選者、宮中歌会始の選者でもある。
5. 申込方法
①~③を、お電話やメール、来館にて子規記念博物館 『冬季子規塾係』までお知らせの上、お申込みください。(①氏名 ②電話番号 ③参加人数)
[締切]平成27年2月15日(日)
[宛先]
〒790-0857 松山市道後公園1-30 松山市立子規記念博物館「冬季子規塾」係
電話 089-931-5566、FAX 089-934-3416、メール sikihaku@lesp.co.jp