2014年1月7日火曜日

平成26年2月23日(日)冬季子規塾「正岡子規、従軍す」≪ご報告≫

ご参加いただきました皆さまありがとうございます。盛況の内に終了いたしました。
 

演題  「正岡子規、従軍す」~失われた共同性を求めて~

             明治二十八年、正岡子規は日清戦争を取材するため、従軍記者として中国・大連へ立っつた。周囲に反対され、体に無理をしてまでして、子規はなぜ従軍を決意したのか。子規が従軍することで回復させようとした共同性とは何だったのか。『正岡子規、従軍す』で第二十四回和辻哲郎文化賞を受賞した著者が、知られざる子規従軍の謎を解き明かす。
 


講演中の末延芳晴氏

サイン会の模様


. 趣旨

 子規や文学について、研究者による先端の研究成果を、広く市民の皆さまが聴講できる機会を増やしたいと平成17年より始まった講座で、新しい文化や研究成果を、子規博から全国に発信することを目標とし、夏季と冬季の2回開講しております。


. 主催  松山市教育委員会
     (運営管理;子規記念博物館 指定管理者㈱レスパスコーポレーション)

. 日程・内容

日時 平成26年2月23日(日)
   □講  演/1400~15:20
    □質疑応答/1520~15:30

□サイン会/1530~16:00 ※著作購入の方対象

場所 松山市立子規記念博物館 4階講堂 

講師  末延 芳晴(すえのぶ・よしはる) 先生 

評論家。1942年、旧朝鮮全羅北道全州市にて、陸軍大尉末延不二夫、同妻朝子の長子として生まれる。東京大学文学部中国文学科卒業。同大学大学院修士課程中退。1973年から98年までニューヨークに在住し、当地の現代音楽や美術について批評活動を行う。帰国後は、長年の年願であった日本近代文学の批評・評論の仕事に専念し、森外や夏目漱石、永井荷風、寺田寅彦、正岡子規など、日本近代文学の礎を築いた文学者の作品と資料の徹底した読み込みを通して、文学批評の世界に新しい地平を切り開きつつある。2010年、『寺田寅彦 バイオリンを弾く物理学者』(平凡社)で、高知県出版学術賞受賞。2012年、『正岡子規、従軍す』(平凡社)で第24回和辻哲郎文化賞を受賞。主著に『回想のジョン・ケージ』(音楽之友社)、『永井荷風の見たあめりか』(中央公論社)、『荷風のあめりか』(平凡社ライブラリー)、『荷風とニューヨーク』(青土社)、『ラプソディー・イン・ブルー―ガーシュインとジャズ精神の行方』(平凡社)、『夏目金之助ロンドンに狂せり』(青土社)、『森外と日清・日露戦争』(平凡社)などがある。

 4. 参加費  無料(定員500名)(往復はがきでの事前申し込みが必要)

5. 申込方法    

往復はがきの往信裏に下記①~⑤を、返信表に郵便番号、住所、氏名を記入して、子規記念博物館 『冬季子規塾係』まで送付。来館、電話による事前申し込みは不可。

※往復はがきが整理券となるため、210日(日)締切り(必着)。記入項目がない場合は無効。

また申し込み後の参加希望人数の変更はできない。

    郵便番号 ②住所 ③氏名 ④電話番号 ⑤参加人数

■申込多数の場合は抽選をいたします。